精神科で受ける心の治療【憂鬱から抜けだすためのサポート】

草原にいる女性

精神医療の現在

思い悩む男性

幅広い疾患を治療します

現在の精神科は、従来よりも幅広い疾患を治療の対象としているのが常です。受診者の症状にもバリエーションが増え、一般的な精神疾患に限定しない様々な症状を扱います。例えばストレスやホルモン異常による精神的な不調や自律神経失調症、認知症などを扱う精神科が増えているのが最近の傾向です。これまでの精神科は、主に精神科医が専門的な治療を施すスタイルが一般的でした。受診者の症状も概して重いことが多く、精神科は近寄りがたいイメージがあったのが本当の所です。現在では、より身近な症状を診る家庭医としての役割を担う精神科医が増えています。このような精神科医は、仕事やプライベートの悩みなどを踏まえて症状が悪化しないよう、様々な治療を行なうのが特徴です。必要な場合は薬物療法も行なわれます。従って、雰囲気や診療の流れが一般の内科と非常に似ているのが最近の精神科です。受付や待合室も概して癖がなく、風邪をひいた時とほぼ同じ感覚で受診することが出来ます。精神科という診療科を標榜していても、実際は心療内科的な治療が行なわれていることが多いです。背景には、この手の診療科のニーズが現在圧倒的に高くなっていることが関係しています。

スタッフの連携が大切です

様々な精神療法が行なわれるのも、最近の精神科の特筆すべき点です。こういった精神療法は、医師のみならず看護師や臨床心理士などが立ち会います。デイケアや各種療法を行なう際には、作業療法士や理学療法士などのサポートも必要です。このようなスタッフは現在の精神科には不可欠の存在となっています。精神科で扱う病気の一つである認知症の場合には、特にスタッフの柔軟な対応が求められています。運動機能が低下しがちな高齢者の場合には、身体的なケアをするスタッフの存在が重要です。デイケアや入院による治療を行なっている精神科では、特にスタッフの充実に力をいれています。マンツーマンで行なわれる精神科の診療の場合には、時に医師とのコミュニケーションに問題が生じることがあります。患者側が威圧感を感じる場合には、特に重要なことが伝えられないケースが出てくることが問題です。カウンセリングや精神療法を通して様々なスタッフと接することで、よりコミュニケーションがとりやすくなることが考えられます。治療の不満や不安も伝えやすくなり、結果的に効果が出やすくなることが大きな魅力です。今後は、精神科医療におけるスタッフの連携態勢が重視されていくと考えられます。